色々とバタバタしてしまい、気がつけば12月も半分を過ぎ……。
昨年までは緩やかなオフシーズンなんて形だったのが、Bリーグ観戦が楽しいことに気づいてしまい、やれあそこのアリーナだ、ここのアリーナにも行けると乾いたスポンジが水を吸うように観戦数を重ねている昨今ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
プロ野球の一軍本拠地巡りが終わって、ファーム日程はなかなかハマらないなぁと思っている中で、本拠地ごとにいろいろと特色のある、本拠地巡りができるプロスポーツを見つけた気がして、バスケ観戦って面白いんだよ、バスケの写真を取るのは楽しいんだよって教えてくれたお友達には感謝しかありません。12月も31日までみっちりと体を休めることなく、色々と見ていきたい、撮っていきたい、現地の空気を感じていく予定です。
夏から秋にかけて色々とあった中で、撮るということと、現地で見るということを最優先にしたい、すべてのリソースをそちらに傾けたいという思いがものすごく強いんだということに気づかされ、いつまでこの生活ができるかは分かりませんけど、やれるところまでは突き進んでいきたいなって思っています。
久々のテキストはその「写真」に関してのお話を書いていきたいと思います。
■写真を撮り始めたきっかけ。
そんな私ですが、中学校の頃は一応ではありますが、写真部で部長を務めていまして。当時はデジタルがない時代で、暗室作業を楽しくやってた記憶もありますけど、技術面での裏打ちがあっての部長職ではなく、ノリと勢いでやってたような形。過去に例を見ない、ちゃんと真面目に写真をやっている副部長が二人ついていたことからも色々と察せられるような、卒業制作は河原に打ち捨てられていた和式便器とか、そんな部長でした。
そこから数年、デジタルカメラを手に入れ、旅先でちょこちょこ撮ったりしていたんですけど、今ほど機器性能がいいわけでもなく、さらに保存メディアが高額だったということもあって、残したいシーンを取り逃していたことも。90年代最後半から00年代前半の写真とか、もっと大きいサイズで残したかったなぁってのを今あらためて見ていると思ったりもします。
■野球場で。
カメラと写真と私で大きく変わったのは、やはり生の球場で見るプロ野球。2003年に一試合(山本マリンズ最終年のGW。マーくんたちの記憶が一切ないんですよね(笑))見たあと、2005年にマリンやジャイアンツ球場で数試合。職業の安定(2004年、一年間FA浪人していました)もあって、野球場に行くようになったんですよね。
2000年代前半から中盤にかけて勃興した個人ブログブーム。いろいろな球団のファンの皆さんが書く観戦記を見ながら、観戦記とともにアップされる写真を見て、自分も撮りたいなぁって気持ちが。もともと撮ることが好きだったのもありますけど、皆さんの写真を見てああいうシーンが撮りたいって思いが強くなった、なんてことが。
そこでと言う形で観戦のときにもともと持ってたコンデジを持っていくも、球場ではお話にならず。生活の安定のおかげで多少余裕があったものの、デジタル一眼レフカメラを買うための資金と勢いと知識が足りず。今なら選択の余地なくデジタル一眼レフカメラを買うところですけど、まだまだあまちゃんでした。
■そしてカメラを買う。
当時では高級コンデジの部類だと思うのですが、Nikon COOLPIX P8700を購入。アクセサリー類も揃えてやってたんですけど、翌年2006年のゴールデンウィークあけたあたりでNikon D70sを購入していました。シャッターを押すタイミングと切られるタイミングがあまりにずれていることと、キャンペーンで比較的お値打ちだったことが決定打となっていました。
D70sを買ったあとは撮る楽しみをひしひしと感じつつ。石ころが坂道をものすごい勢いで転がった挙げ句、その先にあった心地よい沼、カメラ沼レンズ沼。心地よい沼に肩まで浸かった結果、順調に機器がステップアップ。さらに大容量メディアの普及でシャッターを切る量が増えていき、キャラと選手をメインの被写体にしていたのが、選手にキャラにチアに、野球場で見られるすべてが被写体になっていきました。
カメラに関しての金銭感覚は若干おかしくなっているような気がしますけど、機材のお話は記事を改めてじっくりやっていきます。
■見るものをすべてを残したい
はじめはプロ野球だけでしたけど、様々なプロスポーツ興行に触れていくと、どこのフィールドもですけど、要素の違うものが一つの状況で一気に見ることが出来るという環境にあることに気づきまして。試合の根幹である選手のプレー、キャラクターたちの盛り上げっぷり、チアの綺麗さ可愛さかっこよさと、もちろんその要素一つだけでも楽しいんですが、それぞれの魅力に気づいてしまったが故かもしれませんけど、自分が感じたそのすべてを残したいって思ったんですよね。
最初は選手のかっこいいシーンを撮りたいからデジタル一眼レフカメラを買ったんです。選手を撮りつつ、職業としての球団マスコットをとあるキャラクターがコラムとして書いていたのを読んで感銘を受けてみんなを撮り、フィールドやステージでみんなを撮っていたら、キャラクターたちとともにチアさんたちのアクトを撮りと、結局全部が被写体になっていたと。
選手だけ、キャラだけ、チアだけと一点突破で撮っていくよりもデータ整理は大変ですし、データ量は膨大。集中している時間もながければ、色々な流れをざっくりでも頭に入れておかないといい絵が引けないという。更に基材の劣化は早いわと大変なことは多いんですけど、それでも自分の見たものを感じたものを残す、残したいというその欲求を満たせることの幸せのが上回っているので、万難を排してという形で遊んでいます。
■「きっかけ」になったら嬉しい
残したもの、上がったデータは放送とともに「楽しかった」を色々な人に伝える手段。
私の見た感じた「楽しかった」写真を見て、今はもうその存在が確固たるものになっていますけど、エンターテイメント系のみなさんに興味を持ってもらったり、その場所に行くきっかけになったら嬉しいんですよね。自分自身も皆さんの写真を見て、その場所に行きたい、その場所で撮りたい、その選手をキャラをチアさんを撮りたいと思うことがあるので、自分もそういう写真が残せたら嬉しいですし、そういう風に感じて貰えたら幸せです。
あとは選手や演者の最高な瞬間を切り取れたら幸せ。その瞬間を色々な人に見てもらって、その魅力が少しでも伝えられたらなって。誰にも縛られることなく、また自ら縛りをかけることなく撮り続けていけたらなと思う2018年12月であります。