Quantcast
Channel: Radio Trick
Viewing all articles
Browse latest Browse all 32

機材の話は楽しいね(=沼だね)(1)

$
0
0

 前回、「写真を撮るということ」で写真の話や自分がスポーツの現場でお客さんとして写真を撮ることについて書いていきましたが、ついでに機材の話を書いていきたいと思います。
 
 球場やアリーナ、競技場で選手やキャラ、チアの写真を撮るというと、スマートフォンにコンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼レフカメラもセンサーサイズがAPS-Cサイズにフルサイズと選択肢も上がる絵も千差万別。すでに色々な参考書もあるでしょうし、ネットにいろいろな情報も落ちているでしょうし、それこそ家電量販店や専門店の店員さんに相談したほうがベターな答えが帰ってくるとは思います。

 観戦のときはあまり数を撮らない、風景をメインにご飯とかグリーティングで出会ったキャラとかをさっくり撮れればというのであれば、ハイエンドのスマフォや高級コンデジ(センサーサイズが大きめなの(1型センサー搭載って書いてあれば綺麗。そしてだいたいお高い)だと綺麗に残るので、そこまで本気ではないけれど綺麗に残したいだと、コンデジって選択肢はありじゃないかなと。
 
 そうではなく、ちょっと本気出してみようと、これから野球場やアリーナ、競技場でデジタル一眼レフカメラで撮りたいを始める人が、実際に撮っている人の感覚とかが伝わったら嬉しいかなと。あとは一点突破で100点を狙うのではなく、選手にキャラにチアにと広く浅く平均点を狙っていると、こういう機材に落ち着くのかもというのが伝われば嬉しいです。
 
 
※色々と「わかってますよね」的なところの説明は飛ばしています。ググってもわからなかったら、マシュマロ投げてください。
 
 
■メーカー選び

 最初の一歩。これはもう好みだと思います。

 CMキャラクターが良かったのでとかでもいいですし、友達と同じメーカーにするのでもいいと思います。あとはネットで見て、好みの絵を撮る人の機材を聞いて、それに合わせていくのもいいのかなと。

 ただ、球場や競技場、アリーナや競馬場なんかで撮ってらっしゃるプロカメラマンさんの機材を見ていると、キヤノンさんを使っている方々がほぼほぼという印象で、次いでニコンさんという形。他のメーカーの機材を使っているのは……ソニーさんのを使っているのを見た記憶が一回二回ある程度でしょうか。

 私はコンデジの頃からニコンさんを使っていたので、D70sを皮切りにD300、D300s、D3、D7100、D7200、D500とブレずに。取扱が体に染み付いているので、多分この先もニコンさんにお世話になるかな、なんて思っています。

 ……コンデジはソニーさん(RX100M3)ですけどね(笑)。
 
 
■センサーサイズ選び

 大きいことがいいことだ、ではあると思うんですけど、センサーサイズがフルサイズかAPS-Cサイズかの選択は結構頭を悩ますと思うんですよ。どっちもどっちかにしか無い利点がありますし、欲を言えばどちらかをメインにしたら、サブで違うサイズが欲しいなぁと思いますけど、ふところ事情的には厳しいですよね。

 上にもあるとおりですけど、D70s以降、APS-C機を中心に渡り歩いている私。観戦数の問題、観戦位置の問題、いろいろをひっくるめた自分自身のスタイルだとAPS-C機がちょうどいいかなと思っています。

 ただ、APS-Cサイズ機がしっくり来るなとは思っていますけど、正直悩ましいなと思うのは、昨年11月以降楽しんでいるBリーグでのシーン。野球だけであればAPS-C機の画角の狭さを生かして、スタンドからの撮影でも寄せて撮れるのでいいんですけど、バスケの現場は比較的寄った位置でとれるというか、オフィシャルさんや本職さんと遜色ない位置からやれる(コートサイドとかホントすごいんですよ)ので、それで行くとフルサイズ機の高感度耐性もコミで惹かれる部分が……。

 現在使っている機材と肩を並べるフルサイズ機と思ってみると、あからさまに予算オーバーかなと。頑張ればなんとかなるかもしれないレベルかもですけど、そうなると観戦数減りますよねというジレンマが出てくると。お金は有限ですし、色々なバランスを考えつつ、お客さんとしてプロスポーツの色々を自由に撮るのであれば、APS-C機をオサナイはおすすめしたいと思います。

 あと、ボディにかける値段ですけども……。色々と選択肢があって、予算があるなら最初から中級機以降を買ったほうが幸せになります。最初だから入門機をってやるのも間違いじゃないとは思うんですけど、これまでの体験として「お金を出せば出すだけ楽ができる」ので、入門機よりは中級機以降で攻めていただきたいです。
 
 
■RawかJpegか……。メディア容量選びとバックアップ。

 プロの方々は一発でバキッと決めて、社に転送して媒体として……という形なので、jpegでというのが主流とは聞きますし、メディアの容量やらバックアップメディアの容量を考えると悩ましいところかなと。

 Rawで残せば、ちょっと設定ミスってもリカバリーができますし、設定とかの絵作りを追い込むこともできます。ただ、それに伴ってファイルサイズも大きくなりますし、ぱっと出しがちょっとめんどくさいことに(タブレットとLightroom(現像ソフト)運用だとまたちょっと違うかなって思いますけど、各自の運用でまた違いますし)。Jpegだとリカバリーが聞く範囲が狭くなってきますけど、一発でビシッと決まっていれば問題ないかなと。ファイルサイズはRawと比べて小さいですし、撮影可能枚数も多くなっていくわけで……。

 RawとJpegをどうするかはなやましいところですけど、いろいろな環境が許せば、大容量で速度の早いメディアを使ってRawとJpegを同時に記録にしてしまえばいいじゃないって……答えになっていない気もします。
 
 
 撮ったあとのバックアップは……HDDってのがほとんどだと思うんですけど、出来れば外部に置きたいところ。今だとクラウドサービスを使っていくのがいいんじゃないかなって思います。ファイルをそのままって部分だと、Amazonプライムフォトがいいのかなと思いつつ、過去の資産量を考えると、いつアップが終わるのかと悩ましいところも。

 上記ふたつをひっくるめてオサナイの運用だとカメラで使うメディアは大きめで。D7200時代は256GBのとか使ってましたけど、D500となった現在はXQDカード128GB*2と32GBプラスで予備のSDカードを何枚か持って。野球もバスケも試合開始前にイベントがある状態でも一試合ならばこれで(連戦の場合は移動中にデータ移動しています)。

 バックアップはDorboというハードディスクケースを使って。パンパンになりかけた分だけ(本来バックアップ目的だと怖いんですけど)2.5のHDDを買ってきて移動させているという。あとはBlue-rayにjpegデータをバンバン焼いていても……うん、保存は間に合っていません(笑)。
 
 
■バッテリー

 電池がなくなると、カメラはただの重い荷物になるので、予備は必ず持っておいたほうがいいです。特に今はスマフォやタブレットにガンガン転送して、ぱっと写真をアップするなんてことをやってますと、電池がダメになる速さってのが尋常じゃないですし、荷物としては重くなりますけど、予備電池は絶対持ってたほうがいいです。

 個数とか容量は撮影状況次第ですけど、余裕を持ってのほうが精神的に幸せになるはず。ギリギリで行くよりも、余裕を出してのほうが絶対幸せだと思います。

 電池自体は互換のもありますけども、ボディへの負荷が怖いので純正を強くオススメ。あとは確実に重くなりますけど、バッテリーグリップがあれば大抵の場合は単三電池での運用も出来るようになるので、緊急時の対応力が上がるかなと。あと縦位置での撮影がむちゃくちゃ楽になるというのは力強く伝えていきたいかなと。

 結構無理な姿勢で縦位置構図をやろうとされてるシーンを見ると、縦グリ導入したらいいのに……と思います。ちなみに、慣れの問題かもですけど、純正バッテリー+乾電池八本で運用してても、予想より重くないかなってのが、先日から運用初めて思った感想。あと、予想以上に持つなって印象でした。
 
 
 さて、次項はレンズの話を……と思うんですが、間違いなくテキスト量が増えるので、記事を分けていきます。次回はレンズのお話です。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 32

Trending Articles